名前:ローランド2世
声優:加藤 亮夫
「ねがいがかなういど」を見て残る謎とは?
32話「ねがいがかなういど」に、3つの願いを叶えてくれる井戸が登場します。
作品中にローランドが願いを叶えると、井戸が「あなたの願いは残り1つです」と告げます。
「前にも願いを叶えてもらったの?」というアンバーの疑問に
「一度だけな、私の願いも思ったようにはならなかった」
「別の機会に話そう」
と、エピソード内では真相が明らかにならずに謎が残ったのです。
「ねがいがかなういど」は、Youtubeなどで無料で見ることができません。再放送を待つか、DVD「ふたりのソフィア」で見ることができます。
ローランドが「ねがいがかなういど」でした一つ目の願いは?【ネタバレ】
日本未発表のエピソードで、真相が明らかになっていたので解説します。今後、日本でも放送される日が来るかもしれないので、ネタバレが嫌な人は飛ばして読んでください。
ローランドの1つ目の願いは?
ローランド国王は子供が欲しいと強く望んでいましたが、前妻との間に子供は生まれませんでした。
そしてローランドは「願いが叶う井戸」に「新しい家族」をお願いしたのです。
子供が生まれたことで、元妻は亡くなった?
アンバー、ジェームズが生まれた直後に、元妻は亡くなっています。
つまり「井戸が願いを叶えたことで、元妻が亡くなった?」という恐ろしい説が考えられるのです。
この因果関係は、作中でははっきり語られていません。
「双子が生まれた。しかし、妻は病に倒れてしまいました」
とだけ語られていて、井戸が原因で亡くなったとは言ってないのです。
しかし、ローランドの
「一度だけな、私の願いも思ったようにはならなかった」
というセリフから「最初の願い事は曖昧な伝え方をしてしまった」ことが想像できます。
以下は完全な推測ですが、例えば
「どんな犠牲があっても構わない、新しい家族が欲しい!」
こんな伝え方をして、元妻を犠牲にしてしまったのかもしれません。
そうだとすると、あまりにも悲しすぎる話ですね・・・。ローランドが家族のことをとても大事にする理由が分かる気がします。
この説が正しいと、子供を授けてくれた井戸のことを封印したり、
「聞いたぞ、また願いを叶え始めたようだな」
と、少しトゲのあるセリフも納得できるんですよね。
ローランドの性格や国王としての能力
エンチャンシア王国の国王ローランド2世。
ソフィアの母ミランダと結婚することで、ソフィアの父親に。
血のつながらないソフィアを従来のアンバー、ジェームズと分け隔てなく接する良き父親です。
妻であり王妃ミランダとの記念日を祝ったり愛妻家でもあります。本当に家族想いな良い父親ですね。
国王としての能力には疑問も
ローランドは誰に対しても寛大で、国民からも慕われています。
ただ、国王として必要な能力である「人を見る目」はありません。
悪役が化けている「見かけは良い人」をつい信用してしまうのです。
人が良いローランド国王は、人の心の裏を読むことが苦手なのですね。
一方、ソフィアは相手の本性を見抜きます。
しかし、ローランドはソフィアの言い分を聞き入れません。多くの配下を統率する国王としては、致命的な弱点な気がしますね。(ソフィアが活躍する作品の都合ではありますが)
ジェームズを助けに行くも、あえなく罠にはまってしまう
ジェームズが宝物目当てに入った洞窟へローランドが助けに行くお話の
「どうくつのたからもの」
父親として格好良いところは何一つ見せられず、ジェームズと同じ罠にあっさりハマってしまいます。
衛兵を待たずに息子を助けに行く姿は勇ましかったのですが、結局ソフィアに良いところを持っていかれます。このエピソードに限らず、ローランドはソフィアの引き立て役としての役割が多い印象です。
ぜひ、ローランド国王が大活躍するエピソードも見てみたいです。
猫アレルギー
猫アレルギーで猫が近づくだけで、くしゃみが出てしまいます。2, 3メートルの距離でもくしゃみが止まらなくなります。アレルギー体質なだけで、猫が嫌いなわけではないようです。
運動神経はよくない
ソフィアに障害物コースのコツを教えようと手本を見せようとするも、無残にもターザンロープに捕まるのに失敗。子供の頃には練習して上達したようですが、失敗したのは年のせいでしょうか。
分け隔てない適材適所に長けている
本当に活躍シーンが少ないローランド国王。
しかし、能力のある人間は出自に関係なく採用する資質も持ち合わせています。
調理担当だったグウェンに発明の才能があると分かると、出自に関係なく発明家として採用します。
また、魔法使いのセドリックも周りの評判が悪くても、クビにしたりはしません。セドリックの貢献度は判断が難しいところですが。
ローランドが好きなもの
- シェフのアンドレーが作るブラックベリーパイ
- ベイリーウィックの見事な執務
- プリン
ローランドの家族構成
- 妻:ミランダ(王妃)
- 元妻:ローレライ(元王妃)※死別
- 長男:ジェームズ(王子)
- 長女:アンバー(王女)
- 次女:ソフィア(王女)
- 父:ローランド1世(元国王)※生きているが未登場
- 母:グランママ(皇太后)※母上と呼んでいる
- 姉:ティリー(マチルダ公爵婦人)
- 祖父:ギデオン4世
- 義弟:バートルビー(騎士)※ティリーの夫
アバローのペンダントは代々受け継がれたもの
ローランド国王は、ソフィアに魔法の力をもつアバローのペンダントを渡します。
アバローのペンダントは、姉のティリーから授かったものです。